前回の投稿で軽減税率対策補助金の話をとりあげましたが、実はiPadレジを導入する際にこの補助金を利用することができます。
そもそもiPadレジとは、従来のレジスターやPOSレジの代わりに、インターネットを利用することでiPadをレジとして使用することです。
専用アプリをインストールすることで売上だけなく商品管理なども可能になる利便性の高さや、レジスターやPOSレジと比べた際の初期費用の安さから、近年は飲食店を中心に導入が増えています。
皆さんも最近オープンした小売業や外食業などで、チェーン店か個人店かを問わずiPadがレジとして利用されているのを見たことがあるのではないでしょうか。
そんなiPadレジですが、日本では現金決済が多いことから、iPadだけでなく金銭を保管するための「キャッシュドロア」、及びレシート発行に必要な「レシートプリンタ」が必要になるケースがほとんどです。
iPadレジに必要なキャッシュドロアは、レシートプリンタ内蔵のものでも6万程度となり、これにiPad購入費用が約4万円とすると合計で10万円程度となります。
ここで、先ほどの補助金を利用すると、iPad本体は購入費用の1/2について補助金の対象となり、キャッシュドロアは購入費用の3/4が補助金の対象となることから、実質的には3万5000円程度の負担でiPadレジが導入できることになります。
ただし、軽減税率対策のための補助金のため、対象事業者は法人個人を問わず、酒や外食サービスを除く飲食料品を扱う事業者となります。
これから創業予定の飲食業者の方、またはレジスターやPOSシステムの更新を考えておられる飲食業者の方は、これを機に補助金を利用してiPadレジの導入を検討してみてはいかがでしょうか。